桑田真澄 夢への挑戦 背番号18 挫折と栄光
日本生命名古屋東支社主催の元プロ野球選手 桑田真澄氏の講演会。
ご存知PL学園で清原、桑田のKKコンビで1年生からレギュラーで甲子園優勝。
清原選手とのドラフトの因縁もあるが巨人軍入団 2年目からエースピチャーで歴代37位の通算173勝。
2006年周りの引退の声を退け最年長39歳でメジャーに挑戦。
2008年引退 2009年念願であった 早稲田大学大学院に合格。
ざっと経歴を列記するだけでも素晴らしい成功経歴の持ち主。
順風満帆 卓越した才能等など、持って生まれた能力で成功を勝ち取ったイメージがあるが講演会のテーマは挫折であった。
非常に上手な話術に、思わず嘘だろうといぶかりながらも聞き入った。
小学生時代-上級生からのいじめによる挫折、中学生時代-目標を失い喧嘩三昧の日々、
PL学園での高校生時代-清原選手との出会いによるコンプレックスからの挫折。等など。
当日は 高校生や中学生、小学生等の野球少年も多数訪れていた。
彼らに語りかける様に失敗や挫折は恐れるな。
七転び八起きの達磨の精神と努力をしきりに語りかけていた。
努力には二種類あり 表の努力と裏の努力がある、表の努力はいわゆる努力。
裏の努力を強調 自身の経験では人知れず報酬や効果を求めない奉仕の精神であり 彼は毎日5分の便所掃除やグランドの草むしり等を続けた。
大変良く出来た話でどこかの高僧が語っているようにも感じたが成功者の自信からか、又彼自身のキャラクターなのか自慢、高慢にならないよう細心の注意を払いながらの語りに思えた。
いじめや挫折を肯定的に捉えた上で対処法を縷々述べていたように感じた。
桑田氏が論理的で冷静沈着な思考力と判断力を持った選手であることは現役時代のマスコミの報道などで認識はしていたが立証していくような語りであった。
私は 熱烈な中日ドラゴンズファンである。アンチ巨人なのかも知れない。
選手桑田は わがドラゴンズにとっては実に厄介な投手で大嫌いであった。
彼の成功談や野球談義の話を想像していたが うまく彼の話術に引き込まれてしまった自分がそこに居た。
残念な事は、 肖像権とやらへの配慮で 桑田氏のPL学園時代のユニフォームやグラブ、巨人、パイレーツのユニフォームを着せてもらった野球少年達の一生の思い出になるだろうと思える記念の写真撮影を許され無かった事。
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